離乳食を食べるベビー

これまで、ほぼ母乳やミルクしか体の中に取り入れてこなかった赤ちゃん。

その赤ちゃんがはじめてお米や野菜やお肉や卵を、体の中に入れるのですから、考えてみれば離乳食というのは赤ちゃんにとっては大事件ですね。

もちろん赤ちゃんの体にも大きな影響があります。

腸内環境も大きく変化して、離乳食以後は大人と同じような種類の腸内細菌が増えていくのです。

また離乳食の食材ひとつひとつに含まれる栄養が、赤ちゃんの骨をつくり、血液となり、細胞をつくっていきます。

赤ちゃんの人生を支える体の土台が離乳食によってつくられるのです。

土台のしっかりしていない建物は、後からいくら調整しても頑丈にはなりません。

赤ちゃんも同じで、だからこそ最初に与える食べ物はとても大切なのです。

ところで、離乳食の食材の安全性についてはどの程度気をつけておられますか?

残留農薬や残留放射能、土壌汚染や水質汚染、家畜に対する抗生物質の大量投与、危険な食品添加物、食品偽装など食の安全に関しては、悪いうわさが多いようです。

そして、忘れてはならないのは乳幼児は大人の何倍も毒素の影響を受けやすいということです。

体内に取り入れられた毒素は、赤ちゃんの体の中に活性酸素を生み、それが細胞を傷つけます。

傷ついた細胞がどんどん増殖して赤ちゃんの体をつくっていくことを考えると恐ろしくなります。

だからこそ、特に赤ちゃんに与える離乳食の食材だけは安全性のきちんと確認できるものを使いたいですね。

安全な食材の確認ポイントとして以下をチェックしましょう。
1 国産であること
2 生産者がはっきりしていること
3 農薬と放射能の検査が行なわれていること

アレルギーの心配と向き合う

離乳食がはじまると同時に、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎を心配されるお母さんは、とても多いようです。

それで、赤ちゃんのアレルギーを防止するために、お肉や卵などのタンパク質も少量ずつ、様子を見ながら与えるように気をつけておられることでしょう。

でも、食材の量や進め方だけでなく、食材の質にも注意を払っておられるでしょうか?

これまでの時代も、ほとんどの母親は、アレルギーを防ぐために離乳食の量や進め方に注意してきたはずですが、それでも子どものアレルギー性疾患は増加傾向にあります。

文部科学省の調査によれば、子どものアレルギー性疾患がこの10年近くで1.7倍にも増加しているのです。

このことは、アレルギーを防ぐ上で、単に離乳食の進め方に注意を払うだけでは不十分だ、ということを示しているのではないでしょうか。

離乳食食材の質がアレルギーに影響する

野菜、お肉、お魚、卵、牛乳、お豆腐などの食材は、見た目には同じに見えても栽培方法、飼育方法、製造方法は大きく異なります。

例えば、現在の野菜にはネオニコチノイド系農薬という、世界中で物議をかもしだしている農薬の使われたものが広く流通しています。

その一方では、低農薬野菜や有機野菜など、なるべく自然に近い方法で栽培された野菜もあります。

見た目には違いが分かりにくいかもしれませんが、ネオニコチノイド系農薬野菜と低農薬野菜とでは、赤ちゃんに食べさせた場合に大きな違い生じます。

ネオニコチノイド系農薬は残留しやすいといわれており、赤ちゃんの体内では農薬という毒素によって、活性酸素が過剰に発生したり、過酸化脂質というものが生じるのです。

これら活性酸素や過酸化脂質は、赤ちゃんのアトピーやアレルギーの引き金となるだけでなく、悪化させるものとなります。

もちろん野菜だけの問題ではありません。

お肉やお魚、卵など他の食材についても、抗生物質・食品添加物・ダイオキシン・水銀などの有害な化学物質が、赤ちゃんの体内で同じような作用を与える可能性があるのです。

過酸化脂質とアトピー性皮膚炎の関係

人間の体内で、ウイルスや化学物質やストレスに反応して生じる活性酸素は、細胞を覆っている脂質と結合して、それを過酸化脂質に変えてしまいます。

この過酸化脂質は、本当にタチが悪く、人間の臓器や組織の壁に付着し、中に浸透していって徐々に臓器や組織を破壊していきます。

これが赤ちゃんの皮膚に付着すると、どうなるのでしょうか?

赤ちゃんの皮膚のバリア機能が損なわれて、刺激や異物の反応に敏感に反応します。さらに皮膚から浸透していき、角質層の保湿機能を奪ってしまいます。

その結果、アトピー性皮膚炎の引き金となったり、それを悪化させてしまうのです。

また、過酸化脂質はタンパク質と結合して、エイジドピグメントといわれる蛍光性タンパクをつくります。

これは異常なタンパク質なので、体が拒絶反応を起こし、それが食物アレルギーなどのアレルギー症状へとつながることがあります。

赤ちゃんは毒素に敏感

大人であれば、あまり気にせずに食べている食材でも、赤ちゃんにとってはかなりのダメージとなっている場合があります。それは赤ちゃんには次の3つの弱点あるからです。

皮膚や腸のバリアが未熟

人間には、外部からの病原体や有害物質を体内に侵入させないために、皮膚や腸にバリア機能が備わっています。

しかし、赤ちゃんの場合は、大人と比べるとバリア機能がずっと未熟で、体に害となる細菌や物質でもやすやすと体内へ侵入してしまうことがあるのです。

そのために、離乳食では食材を加熱して殺菌することが大原則です。また蜂蜜には、ボツリヌス菌という強い毒素をつくり出す菌の芽胞が含まれるために、1歳ごろまでは与えないようにと言われています。

このような細菌の侵入に対しては、多くのお母さんが気をつけておられますが、農薬やダイオキシンなどの化学物質の侵入に関しては、無防備になりがちです。

解毒能力が低い

人間には、体内に入る様々な毒素を解毒するしくみがあります。そのための主な器官が肝臓と腎臓です。

しかし、子どもが十分な解毒機能をもつのは、8歳ごろと言われています。それまでの間は、大人と同じものを食べれば、大人よりずっと多くの毒素が、解毒できないまま体内で影響を与えていることになります。

細胞分裂が活発

赤ちゃんが生まれたときの細胞の数は、約40兆個と言われています。これが成人になると、細胞は約60兆個に増えます。

この増え方に注目すると、直線的に数が増えていくのではなく、乳幼児期までにほぼ成人並み細胞の数に達するようです。特に生まれてから2歳半ぐらいまでは1時間に7億個もの細胞が分裂しているそうです。

つまり、乳幼児期は細胞が40兆から60兆へと急激に増えていく時期であり、この時期に化学物質によって生じた活性酸素が細胞やDNAを傷つけるならば、それだけ健康へのダメージが大きいということなのです。

以上の3つの理由から、食べ物を与えはじめる離乳食期に、化学物質の影響の少ない安全な食材を選ぶということは、その後の子どもの健康にとってもかなり重要なことなのです。

離乳食食材をより安全に入手するには?

近所のスーパーで食材を選ぶ時でも、注意して見分ければかなり安全性を高められますが、さらに安全な食材を望まれる場合は宅配サービスの利用をおすすめします。

現在では、多くの宅配サービスで残留農薬検査、放射能検査などを実施しており、安全面で高い取り組みがなされています。

さらに自宅まで届けてくれるため、子育て中の主婦の方にとっては利便性も良いようです。