眠る赤ちゃん

 

人の腸内に推定100兆匹も棲んでいる腸内細菌たち。

自分や我が子の健康のためにも日々一生懸命働いてくれているので、このブログでは愛着をこめて「腸子」と呼んでいます。

腸子たちは人間にとって「ペット」であり、「サポーター」であり、「社員」であり、「友達」ともいえそうな存在です。

もちろん私たち自身がそれを意識することはほとんどありませんが。

でも、実はどんなものよりも自分の一番近くに存在している生き物なのです。

食べ物を分け合い、どんな時も一緒にいて、免疫力を高めたり、有害物質からのバリアとなってくれているのですから。

人間と腸内細菌のリズムは似てしまう

家族も友達もずっと一緒にいるほど、似てくる面がありますよね。

同じように腸内細菌とそれの宿主である人間は、お互いに影響し合って生活リズムが似てくるようです。

それを証明するかのようなイスラエルで行われた研究報告があります。

その研究では、ヒトとマウスの便を1日のうちの様々な時間帯に採取して、そこに含まれている細菌について分析を行いました。

その結果分かったのは、時間帯によって腸内細菌の量や活動に変化が見られるということ。

そして、昼夜のリズムと食事を出すタイミングを変化させると、それに応じて腸内細菌コミュニティーのリズムが失われて、腸内フローラが変化するということもわかりました。

また、そのような腸内フローラの変化が代謝異常や肥満につながる可能性があるということまで判明しました。

「善玉菌がたくさんいると健康になれる」と言いますが、この研究からすると、どうもそれだけで十分とは言えなさそうです。

結局のところ、腸子たちを住まわせている宿主自身がちゃんと生活していないと、腸内細菌たちもきちんと働いてはくれないということになりそうです。

寝れない子とサーカディアンリズム

子どもの睡眠障害の原因は様々あります。

牛乳に対する過敏も不眠の原因になることがあるようです。

そして、子どもの睡眠を考える上で知っておきたいのが、サーカディアン・リズムのことです。

サーカディアンリズムは、人間の体内時計によってつくられる生活リズムのことを言います。

だいたい1歳になるころには、サーカディアンリズムが完全にできてきて、決まった時間に眠くなったり、お腹がすいてきたりします。

ということは、この頃から腸内細菌たちの仕事のパターンもつくられ始めるということになります。

それまでは試用期間だった腸内細菌と正式に結ぶ雇用契約みたいなものですね。

出勤・退社時間を決めて、休憩時間とか、残業は何時までとか。

休日はなしですが・・・

そこで問題になるのは、サーカディアンリズムの周期が24時間プラスマイナス4時間になっているということです。(時間の幅は個人差によります)

1日の時間は24時間ですから、そのままだと体内時計と家の時計との差がどんどん開いていくことになります。

たとえば、仮にサーカディアンリズムが25時間周期とすると、今晩は夜8時に眠たくなっても、次の晩は夜9時にならないと眠くならないということです。

これでは睡眠時間が少しずつおかしくなっていきますね。

それで、サーカディアンリズムは毎日リセットしてあげなくてはなりません。

そのリセットスイッチは朝日を浴びることなんです。

子どもは生後8ヶ月までは生理的にたくさんの睡眠時間を必要とします。

でも、その時期を過ぎたら朝は決まった時間に起こすということが大切です。

そして、天気が良いならしばらく朝日を浴びれるようにしてあげましょう。

逆に朝になっても寝たいだけ寝かせていると、眠たくなる時間は毎日違ってきます。

そうすると腸内細菌のリズムも狂ってしまい、腸内でのお仕事では遅刻や早退が増えるかもしれません。

仕事のできない腸内細菌に子どもの健康を任せるのはチョット心配ですよね。

明日もしっかり朝日を浴びて、子どもも腸子も元気にいきましょう!