離乳食を食べてくれない悩み

離乳食って本当に難しいですね。

うちの子も離乳食ではかなり悩みました。

本当に食べてくれなくて・・・

何をどうすればよいのか全く分からなくなってしまったことを覚えています。

もう最初のお粥の時点で挫折しました。

一口食べたらそれ以上食べずに、口を閉ざしてウ~ウ~うなるんです。

その後も「食べるようになったかな?」
と思ったら逆戻りしてまた食べなくなったり。

これでは全然離乳食が進まない・・・

この子は成長できない・・・

本当に心配でした。

離乳食の本の通りにやっているのになぜ?
でも、ある保育士さんの一言で、とても大きな気づきをもらいました。

そして、そのおかげで離乳食が驚くほどスムーズに進みはじめたのです。

保育士さんはまず私にこう尋ねてきました。

「離乳食って何だと思います?」

「えっ?
何って・・・そのォ・・・
食べ方のトレーニングですかね。」

私は本で読んだことそのままに答えてみました。

すると保育士さん、
「うん、一部正解ですけど一部不正解ですね。」

保育士さんはこう続けました。

「離乳食は単に食べ方のトレーニングだけが目的ではありません。
『食べたい』という意欲を高めるためのトレーニングでもあるのです。」

そのときの私には何を言ってるのかサッパリ分かりませんでした。

でも、
保育士さんのアドバイスで少しやり方を変えてみるうちに
自分の間違いにやっと気づいたのです。

この言葉の意味を本当に理解できたら離乳食はきっと成功すると思います。

それでは私が保育士さんの一言からどのようにやり方を変えていったのかお伝えしていきたいと思います。

離乳食を自分から食べた!

食べた

私はまず、保育士さんのアドバイスにしたがって子どもの「意欲」という部分を観察するように努力してみました。

そうすると、それまでスプーンを運ぶことに気をとられて見えていなかったものが
少しずつ見えてきたのです。

子どもは食べ物をはじめから全く拒否しているわけではないようで、やはり少し興味を示す瞬間があります。

特にお腹をすかしているときはなおさらです。

そのようなときを見計らって、子どもの目の前で食べ物をのせたスプーンをただ見せてみました。

スプーンを口まで運んだのではなく、ただ顔の前に近づけて見せたのです。

そして、心の中「これおいしいんだよ~食べたくなるでしょ~ほら~食べてみなよ~」とつぶやきました。

すると、どうでしょう。

子どものほうから口を近づけて、パクッとしたのです。

そして、ふた口目もパクッと。

その時に思いました。

それまでの私は『食べさせよう』としていたんだと。

『食べさせる』のではなく、子どもの「食べたい」という気持ちに答えてあげることでいいのです。

赤ちゃんが自分で食べにくるのを待つのです。

同時に「食べたい」という気持ちを高めるために工夫すること、それが親にできることです。

このことに気づいてからは、気持ちがずっと楽になりました。

そして、これが分かったことで何だか自信が湧いてきました。

子どもの様子を観察しながら『待つ』ことができるようになったのです。

少し大きいことを言うと、この食べる意欲を高める離乳食の与え方はそのまま子どもの生きる意欲を高めることにもつながると思います。

それはつまり、夢をかなえるために必要な情熱やチャレンジ精神にもつながっていくのでは、と思えてきたのです。

それでは、こうして生まれた『離乳食を食べてくれない赤ちゃんがパクパク食べだす3つの方法』をお伝えしていきたいと思います。

方法1 口先チョンチョン

離乳食を口先に

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口先チョンチョンのやり方
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(1)赤ちゃんの口にスプーンを運ぼうとするのではなく、口の少し手前で
スプーンを止める。

(2)赤ちゃんが自分でスプーンに口を近づけて食べようとするまで待つ。

(3)赤ちゃんが動かないときは、赤ちゃんの上唇をスプーンで「チョンチョン」と刺激する。

この方法は最初は少し時間がかかるかもしれません。

しかし、この方法で食べることを赤ちゃんがマスターできれば、離乳食は成功に向かって大きく前進するのは間違いありません。

私もそうだったのですが、大抵のママは赤ちゃんの口までスプーンを運んであげます。

赤ちゃんとしては、まるで王様のようにただ口を開ければよいだけの状態になっています。

そして食べたくないときは<ただ口を閉じるだけです。

これでは、赤ちゃんの食べ物に対する興味や意欲が育ちません。

人はなかなか手に入らないものほど欲しくなったりしますね。

それと同じで、赤ちゃんも自分で動かなければ食べられないと分かると、
食べたくなるのです。

何だか逆説的ですが。

一番悪いパターンは、赤ちゃんが食べようとしないからと無理に口にスプーンを押し込もうとすることです。

これでは余計に食べなくなります。

でも、チョンチョンしても食べないときは?

しばらくしても一向に食べようとしないときは与えるのをやめて別のときを待ちます。

とにかく子どもが興味や意欲をもって自分で動こうとするタイミングを待つのです。

これは離乳食に限らず、
これからお箸を上手に持ったり、靴を自分できちんとはいたり、トイレに自分でいけるようになるためにも大事な考え方です。

また、食べることに興味が湧くように工夫するのも良い方法です。

食べ物の色を変えて興味を引いたり、ママ自身がスプーンでおいしそうに
食べているところを見せたりなど試してみましょう。

それと日中によく体を動かしてお腹をすかせた状態にするのも大事だと思います。

大人でもお腹がすいていれば何でもいいから食べたくなりますよね。

方法2 合意チャレンジ

離乳食に手をのばす

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合意チャレンジのやり方
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(1)離乳食を数皿に分けて用意する。
単品でも少し色をつけたり、容器を変えるなど見た目を変えて別皿に分けてみる。

(2)赤ちゃんに「どれが食べたい」と問いかけをする。

(3)赤ちゃんの視線の方向を観察する。または指差しをするかどうか見る。

(4)赤ちゃんが興味をもっているお皿のものから与える。
その際に、「そう、○○が食べたいのね?」と言葉かけをする。

このテクニックのポイントは、
ママと赤ちゃんが合意してから食べるという習慣をつくることです。

離乳食で間違えやすいのは、赤ちゃんの意思に関係なく、ママが一方的に与えようとしてしまうことです。

しかも、赤ちゃんがまだモグモグしているのに、もう次の食べ物をとって早く食べさせようとしてしまいます。

これは赤ちゃんにとっては、「早く食べなきゃ」というプレッシャーにもなります。

また、出されたから食べるという受身の姿勢が身についてしまいます。

赤ちゃんに意思表示の機会をきちんと与えること。

そして、その意思表示を受け止めること。

これは「食べたい」という意欲を育てるために大切なポイントです。

尚、子どもの意思表示が見られない場合には待ちすぎるのもよくありません。

そのときは「○○食べようか?」と尋ねてみてからママが選んだ食べ物をとってあげましょう。

そして、次の食事のときにはまた赤ちゃんに尋ねて選ばせてみる
ということを繰り返してみてください。

「合意」してから与える。これを意識して進めてみましょう。

方法3 コクピットお座り

椅子に座って離乳食を食べる

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コクピットお座りのやり方
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(1)テレビを消す

(2)食事のときに必ず椅子に座らせる (立たせたまま与えない)

(3)足がブラブラしないように、足の下にラバーマットを置くなど両足が床に着くようにする。

(4)机と椅子の高さを調整し、赤ちゃんの肘が90度の角度になる体勢で座らせる。
背もたれに隙間ができるときはマットなどを使って隙間をなくす。

この目的は赤ちゃんを食べることに集中させるということです。

飛行機のコクピットに座ったことはありませんが、おそらくですが、想像するにコクピットには気を散らす無駄なものはおいてないはずです。

あれだけ計器類がたくさんついていて操作の複雑そうな操縦席ですから集中しないと危険なのではないでしょうか。

赤ちゃんの食事の時間もとにかく食べることに集中させるということは大切です。

好奇心旺盛な赤ちゃんですから、食べている間も他に興味が移って食べなくなることもよくあります。

でも、これが続くとやはり食べる意欲という部分で支障が出てきます。

それで、食べることに意識を集中できる環境をつくってあげる必要があるのです。

まだ一人では座れない月齢でも、テレビなど気を散らすものをひとまずなくしましょう。

そしてママとしっかりコミュニケーションをとりながら食べられるように気を配ります。

ダラダラ食べをさせないということも大事です。

食事の時間を決めておき、その時間以上は食べさせないようにします。

全部食べることを強制するのではなく、食べたくないなら残してもよいという
状況にしておくのです。

そもそも子どもの集中力では長い時間は食べ続けることができません。

食べ物で遊び始めたときなどももう食べたくないという意思表示なのです。

このような子どもの意思を大切にすることで食べ物に対する好きという
気持ちが強化されていきます。

それが食べたいという意欲につながって、離乳食がスムーズに
進むことにつながります。

コクピットに座って、食べることに真剣に向き合うそんな環境をつくってあげて
みてください。

まとめ

離乳食の粥

赤ちゃんが離乳食をパクパク食べてくれるための3つの方法として

(1)リップチョンチョン
(2)合意チャレンジ
(3)コクピットお座り

をお伝えしました。

このテクニックは保育士さんの一言から生まれました。

それは、「食べたいという意欲を高めることが大事」という言葉です。

この「意欲を高めることが大事」という点は、離乳食だけでなく子育て全てに通じることだと思っています。

離乳食を通して子どものチャレンジ精神も育ててあげましょう。